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アカモクの生息について

1. アカモクの生息地域はどんなところ?

アカモクは日本海、太平洋のどちらでも生息しており、沿岸などの浅瀬が最も適した場所になっています。

また東北地方では海藻の育ちにくい環境ですが、アカモクはこういった所でも生息することが可能なのです。

秋から春にかけて成熟していき、大きさもビッグサイズで4m~7m程にまで成長します。春が終わると枯れてしまうため、食用とはならず漁業関係者やマリンスポーツを楽しむ人達からは迷惑な海藻だと言われていました。

その反面、春先に旬を迎えたアカモクは、栄養価の高さから食用として重宝されています。

湘南の逗子小坪では、毎年1月末~3月ごろに最盛期を迎えます。

2. アカモクにはたくさんの名前がある

アカモクには地域によってさまざまな名称で呼ばれていて、ギバサ、ギンバソウ、ナガモ、ナガラモ、ハナタレなどの名称があります。

そのため商品としてお店に並んだときに、アカモクではなく、各地域にゆかりのある名称で売られている事もあります。購入する際はご確認ください。

また旬の季節を過ぎた、食用にならないアカモクには、「邪魔モク」といったあだ名がつけられたりもしています。

ですが現在では、アカモクにはたくさんの栄養成分が含まれていることが解明されており、近年スーパーフードとして人気を博しています。

3. アカモクには雄と雌がいるって本当?

アカモクには雄の個体と、雌の個体が存在します。

それぞれに特徴があり、遠くから見るとあまり違いが分かりませんが、近くでみてみるとその差は歴然です。

雄は長さが短くふっくらしているのが特徴で、雌はその反対で細長く先が尖っています。
また稀に雄雌同株の個体も存在しています。

どちらの個体も旬となる春先には、生殖器が成長します。
そうするとネバネバ成分が活性化し、さらに粘りけの強いアカモクへと成長するのです。

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